続・ネット人格を育てよう
発信とは被監視である.
生権力 = バイオパワー
ミッシェル・フーコーは著書「監獄の誕生」の中で"生権力"という概念を示した.
監獄にはパノプティコン=監視塔があるだけで,囚人は暴力のような直接的な力を使わずしておとなしく規律的になる.
このことから監視者は被監視者に対し,一種の権力(バイオパワー=生権力)を持っているのだとする考え方である.
フーコーはこれにより,近代は権力の形が変わっただけで,個人が自由ではない構造は近代以前と変わっていないと言う考えを示した.
また,これにより強い権力は必要なくなり,現代においては個人同士が監視し合う社会であるといえる.
バイオパワーを利用しよう.
バイオパワーにより,自らを規律正しく生きることができないだろうか.
というか,既に太古の昔から言われている.
人は人の目があると規律ある行動をするものである.
発信しよう.
発信することは,自らの存在を証明するだけでなく,規律ある行動を強制する.
自らの成長のために発信することが必要である.