学生の備忘録なブログ

日々のことを忘れないためのブログです。一日一成果物も目標。技術系はQiitaにあげるように変更しました。

WATCHMEN アラン・ムーア著

メモ - 途中まで読んでいて、なぜか集中力が途切れて読むのをやめていたが、今回一気に読めた。多分やらなければいけないことをやる代わりに読んだことが達成の秘訣である。()

  • 大筋は同じだったが、区切り区切りで、作中に登場したアイテムの詳細や、手紙、計画書などが数ページあって、面白かった。ダンの寄稿した鳥類の記事、シルクスペクターの映画の記事、オジマンディアスの社長としての部下への手紙など。

  • ただ、途中で精神がおかしくなった船乗りのホラー伝記のようなものが、なぜ挟まっていたのかよくわからなかった。

  • 爆弾ではなく、実体を伴った精神兵器である、エイリアンの侵略で、世界平和を実現するというのは、なんかアメコミっぽいというか、その筋の当時の人達は、サイケ、精神汚染、ドラッグ、といったテーマがあるのだろうが、ちょっと笑ってしまった。ニューヨークの市民が半分が死ぬだけだし。

  • コメディアンが、CIAなどのアメリカの暴力的強権の象徴という感じがよくわかった。映画だとあまりよくわかった。

  • 映画では、コバックスが脱獄の際に押収されたヒーローマスクを探してそれまで表情一つ変えなかったのに「where is my face!」と叫ぶ最高のシーンがあった。しかし、コミックスではマスクを探すシーンすらなく、スペアを家から持ってきただけだった。ただその代わりに、金欲しさに大家がついた嘘を罵ったあと、その子供をちらっと見るカットがあり、それが子供の目線から描かれていて、娼婦の母親と当時の自分を重ねているのかな、と思わせる印象的な場面だった。