学生の備忘録なブログ

日々のことを忘れないためのブログです。一日一成果物も目標。技術系はQiitaにあげるように変更しました。

自己表現が苦手

ライフログを残すことの意味

私はライフログを残すことを怖がってきました。それは今も変わりません。

しかし、@akazunomaさんのpodcast*1を聞きその考えが変わりました。

noteを拝見すると結婚や虐待のこと、薬を服用していることなどを率直に書いたり、時には自己分析的に問題と講じた改善策を書かれていることを知りました。

その読みやすさ面白さと加えて何か清々しさを感じました。

自分は人と比べて足りない部分が多いなと感じることが多いです。

*2

しかし、それを客観視して問題を切り分け、対策を講じて、それの副作用を許容して、成果はこのくらいで、と書かれてしまうと自分の中で残したら、誰かに知られたらだめなんじゃないかという弱い部分を残し、将来にそれを見て、自分は乗り切ってきたという糧にするという姿勢はなにか率直に"真似したいな"と感じるものがありました。

自己表現が苦手

私は両親が共働きで、幼少期は一人の時間が多かったようです。

ただの共働きではなく、周期的に家を開けて数日したら帰宅するといういささか特殊な職業でした。

父は私が生まれたすぐの頃は、母と同じ職業で同じような職務体系でしたが、しばらくすると仕事を辞め、自営業の母方の祖父の仕事を手伝うようになりました。

しかしそれまでの間、おそらくは幼稚園、保育園の間は母方の祖母が親代わりでした。驚くべきことに全くその記憶はありませんが。

その後、小学校へ上がると放課後は学童保育、ベビーシッター宅で夕飯、親が迎えに来る、というサイクルへと変わりました。

振り返ってみれば、親は忙しく、周りはすごい年の離れた祖母かシッターさんという"甘えられない環境"がありました。

大人になっても子供の気分が抜けきれない人をアダルトチルドレンというそうです。これは甘ちゃんなだけではなく、幼少期に抑圧された人がなる症状を総称したものだと随分前に知りました。

自分は人に上手に甘えることができません。しかし、客観視するまでもなくとんでもなく甘ったれです。

具体的には人の好意を素直に受けることができません。しかし、人から今受けている好意にはずぶずぶだらだらと甘え続けてしまいます。心の奥では人からの情を欲し続けて置きながら、口からは「いらない」という言葉がでてしまいます。

私が人とうまく仲良くなれないことを相談すると、父は「自分の懐をさらさなければ、人は心を開いてはくれない。」と何度も私に言いました。父方の祖父母の家へ向かう道中によく相談をしました。赤い橋の情景がありありと思い出されます。

しかし、できない。

イエスマンという映画が好きです。ジム・キャリーズーイー・デシャネルが主演の映画で、何事にもイエスと答えることにした男の話です。これは自分のような自分の殻に閉じこもりがちな人間が勇気づけられる要素がたくさん入っています。

とりあえずイエスと言うことで、自分はcodingjam(jphacks)やpythonボルダリングTAに参加したり、いろいろなことにチャレンジすることができました。

その副作用として、画像処理のバイトをサボってしまったり、抱えきれない仕事を請け負ってしまうこともあります。

何を書いているのか、わからなくなってきました。ブログを書くときはコードを書くときのようにtodoを右においておくといいかもしれません。

自分の日常、考えていること、これは明らかに他の人のそれとは全く異なります。他の人は一日何もする気が起きず、シャワールームの浴槽でスマホを見ながらネットサーフィンしたり時折オナニーしたりただぼーっとしたりして一日を過ごすことがあるでしょうか。ある人もいるかもしれませんが、それがかなり頻繁にあったらどうでしょうか。

ただ無為に一日が過ぎたことを悔やみながらしかし、それが日常になりつつあることが何よりも怖いです。世間一般で美女、トップスポーツ選手といった存在のキャリアのピークの年齢を超えたとき、人生のいちばん重要な時間を不意にしてしまったのではないかという恐怖、自分がこのままでは何もなせず、誰とも交差せず、そのまま一人死ぬ。そんな未来が恐ろしくてたまらない。

人は生きるために自殺をすると映画アナイアレイションで言っていました。*3

福本伸一の「人間と無生物のあいだ」でも同様のことが書かれていました。生き物とは自己破壊と回復を絶えず繰り返す動的平衡な存在だそうです。

生きたいから自傷し、生きたいから自己否定し、生きたいからストレスフルな抑圧と解放を繰り返す。

この思想を書いていて思ったのは、ただこれは私が自分の自己破壊欲求、破滅願望としか思えないような衝動を肯定したいだけな気がしてきました。

でも、これからも私は自己破壊的な行為によってあまり褒められたことではないことをしてしまうでしょう。その姿をライフログとして残す。あるいは日々のツイートとして残す。そんなふうになれたらいいなと思っています。

*1:"人間が無"をbackspace.fmをきっかけに聞き始めた

*2:インポスターシンドロームという名前がついているようです。(rebuil.fmをNo.240より)

エンジニアが自分より強者をみて、自分が劣っていると強く感じることを例で出されていました。

*3:町山智浩が自身のPodcastで解説していた